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Thursday, December 14, 2006

[ ファイルNo.4 ] なぜ、マネジメント人材が必要なのか

「日本のホテルは、サービスは世界一素晴らしいです。ホスピタリティを感じるし、頼んだこともきちんと迅速に対応してくれる。その一方、マネジメントは非常に遅れていると感じます」
 これは、国内外のホテルビジネスに精通している人が共通して認識していることです。
 わが国にもインターナショナルホテル運営企業がどんどん進出し、理論と実践を供えた優秀な外国人ホテリエが招聘されてきています。いま、そうしたホテリエと肩を並べ、ホテルをマネジメントし、優れたアウトプットができる日本人ホテリエは、どれほどいるのでしょうか。
 本誌編集部は、このマネジメント人材の差が、そのままホテル企業の競争力の差になっていると考えます。
 今回の特集は、このマネジメント人材をいかに育成するかというテーマを、勉強の場(育成・研修)と機会平等の人事制度という二つの観点から考察してみたいと思います。
 
 上記は、現在進めている『週刊ホテルレストラン』の1月12日号の特集の企画書です。
 今日、やっとデザインに入稿し終わるところで、ほっとしているところです。

 あるデータによると、日本の宿泊産業の生産性の国際競争力は32位だといいます。他産業の国際競争力に比べると著しく劣っているのではないでしょうか。日本は、最先端のインフラ、安全、文化という観光業のために必要なポテンシャルが十分にあるにもかかわらずこの順位は低いと言えます。
 さらに、経済産業省のデータ(1999年)を見ると、米国の宿泊産業の労働生産性を100とした場合、日本はたった27しかないのです。
 企業の労働生産性を高める役割を果たすのは、やはりマネジメントの力量です。ホテル業界の問題点として低賃金がありますが、労働生産性を高めれば利益率が高まり、賃金も上げることができるのです。そうすればより魅力的な人材が集まるし、離職も減るに違いない。
 業界の向上のために、まずマネジメントの強化をしていただきたい、私はこう切望しています。

 来年1月12日号特集「マネジメント人材をいかに育成するか~『勉強の場』と『機会平等』から考えるホテリエ養成の取り組み」、ぜひお目通しいただけると嬉しいです。

 

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